「小野路やまいち」とは

小野路とは 

町田市北部に位置する小野路町。「小野路」という地名の由来には諸説ありますが、武蔵国府小野郷(現在の府中市付近)に通じる道が通っていたことから「小野郷への路=小野路」と名付けられたとされています。江戸時代には鎌倉街道の宿場町であったため、大山詣での人々でにぎわい、多くの人々が行き交う場ともなりました。2009年には「にほんの里100選」(朝日新聞)にも選ばれ、多くの歴史的遺産とともに、豊かな自然環境を残す地域として、歴史環境の保全地域となっています。




◯「小野路やまいち」の開催地について

「小野路やまいち」は、緑豊かな小野路の下堤地区にある家具工房KASHOのスペースで開かれます。下堤地区では、「どんど焼き」やお稲荷さんなど昔からの風習が、地域の人々の活動によって守られ、行なわれ続けています。
「小野路やまいち」の開催するスペースは、もともとはアーチェリー場として使用されていました。アーチェリー場として使用されなくなってから、このスペースを借り受けた作り手の人たちは、「木のぬくもり」「土のにおい」「四季のうつりかわり」などを感じ、自然との触れ合いの中で創作活動をしていくことのできる場を作っていきました。そして、自然からのインスピレーションを受けながら、創作活動に向かっています。
小野路とその周辺には、この自然や地域とのつながりの中で生活し、活動を行っている作家さんたちがいます。自然との共生の中でこそ生まれてきた「もの」がここにはあります。



◯「小野路やまいち」の目指すべきもの


日々、使われている「もの」たちがどこからきてどこに消えていくかをあなたは知っていますか。生産国やメーカーについては分かっても、どこでどのように作られたかは分からないままで消費されていく「もの」たち。愛着がなく、簡単に使い捨てされていく「もの」たち。世の中にあふれる「もの」は増えたけれども、大切に使いたくなる「もの」や壊れても修理して使っていきたい「もの」は増えているのでしょうか。
「小野路やまいち」は、作り手との対話を通して、作り手の思いがわかる「もの」や、どこでどんなふうに作られたのかが分かる「もの」が売り買いされていくことの出来る場を目指しています。

 江戸時代に宿場であった小野路を行き交う人々は、小野路に立ち寄り色々な情報をやり取りし、それぞれの道に向かって再び旅立っていったことでしょう。「小野路やまいち」は、様々な人が出会い、対話し、それぞれの生活に戻っていくことのできる宿場町のような場になることを目指していきます。


〜「小野路やまいち」の考える4つの出会い〜

・自然の中での「ものづくり」への出会い

・自然との共生の中で生み出された「もの」への出会い

・作り手との出会い 〜作り手との対話〜

・自然との出会い〜木のぬくもり、土のにおいを感じる〜

 

 

 

==小野路やまいちの会==

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